〜瀬戸市の林歯科医院が徹底比較します〜
虫歯や歯の破折で歯の大部分を失った場合、クラウン(被せ物)による修復が必要となります。保険適用の銀歯(メタルクラウン)に代わり、近年は「ゴールドクラウン」や「ジルコニアクラウン」といった自費診療の素材を希望される患者さまが増えています。
しかし、「どちらが良いの?」「見た目がきれいなのはどっち?」「長持ちするのは?」など、多くの患者さまが迷われるポイントでもあります。本記事では、瀬戸市の林歯科医院がゴールドクラウンとジルコニアクラウンの特徴、メリット・デメリット、適応症例まで、エビデンスに基づいてわかりやすく解説します。
クラウンとは?
クラウンとは、虫歯や破折などにより大きく損なわれた歯に装着する「人工のかぶせ物」のことです。根の治療(根管治療)を終えた歯や、失った歯質が大きい場合に装着され、見た目と咬む機能を回復します。
クラウンには保険適用のもの(銀歯・CAD/CAM冠)と自費診療のもの(ゴールドクラウン・ジルコニアクラウン・セラミッククラウンなど)があり、素材によって審美性・耐久性・費用が異なります。
ゴールドクラウンとは?
ゴールドクラウンは、金合金(金に白金、パラジウム、銀などを加えた歯科用合金)で作られたクラウンです。古くから歯科治療で使用されており、特に歯とクラウンの適合精度の高さに定評があります。
ゴールドクラウンのメリット
- 高い適合性(フィット感)
金合金は加工性が良く、細かい調整が可能です。そのため、歯との境目に段差ができにくく、二次虫歯のリスクを軽減します。 - 長期間の安定性
摩耗や変形が少なく、20年以上もつ症例も多く報告されています(参考:J Prosthet Dent. 2002)。 - 咬合に優しい
ゴールドは適度な柔軟性があり、対合歯(咬み合う歯)を傷つけにくく、顎関節症のリスクも軽減されます。 - 金属アレルギーが起こりにくい
保険の銀歯に含まれるパラジウムやニッケルに比べ、金合金はアレルギーリスクが低いとされています。
ゴールドクラウンのデメリット
- 見た目が金色で目立つ
特に前歯には不向きです。笑った時に見える部位は審美的に気になる方も。 - 保険適用外で費用が高い
一部の歯科医院では10万円前後が相場です。
ジルコニアクラウンとは?
ジルコニアクラウンは、酸化ジルコニウムという非常に硬く白い素材で作られたセラミック系クラウンです。「人工ダイヤモンド」とも呼ばれ、審美性と耐久性を兼ね備えた素材として近年主流となっています。
ジルコニアクラウンのメリット
- 高い審美性
白く自然な色調が再現でき、前歯や笑った時に見える歯に最適です。 - 強度が非常に高い
摩耗や破損に強く、長期的な使用に耐えうる素材です。特にフルジルコニアクラウン(着色なし)は耐久性に優れています。 - 金属不使用で安心
金属アレルギーの心配がなく、全身への影響が少ない「メタルフリー治療」が可能です。 - 口腔内スキャナーとの相性◎
林歯科医院ではiTeroスキャナーを使用し、ジルコニアクラウンの製作に高精度な光学印象を活用しています。
ジルコニアクラウンのデメリット
- 硬すぎることによるリスク
強すぎる素材ゆえに、咬み合わせの調整を誤ると対合歯を摩耗させるリスクがあります。 - 欠けや破折のリスク(特にセラミックとの積層タイプ)
前歯に適した審美性重視の「ジルコニア+陶材タイプ」では、陶材部分の破折がまれに報告されています。 - 費用が高い(保険適用外)
素材や設計により幅がありますが、一般的には8〜15万円前後が相場です。
適応の比較
比較項目 | ゴールドクラウン | ジルコニアクラウン |
---|---|---|
審美性 | ×(金色) | ◎(自然な白) |
耐久性 | ◎(長年の実績) | ◎(非常に強い) |
適合精度 | ◎(加工性高い) | ◯(デジタルで改善) |
アレルギー対応 | ◯(リスク低い) | ◎(金属不使用) |
咬合に対する優しさ | ◎(柔軟性あり) | △(硬く摩耗リスク) |
前歯適応 | △ | ◎ |
奥歯適応 | ◎ | ◎(ただし咬合調整必須) |
林歯科医院における素材選びのアプローチ
瀬戸市の林歯科医院では、被せ物を選ぶ際に以下のような観点で総合的に判断します。
- 患者さまの審美的希望(見た目を重視するか)
- 咬合力や歯ぎしり・食いしばりの有無
- 金属アレルギーの既往歴
- 他の歯との調和(隣接歯・対合歯の素材)
- ご予算・ライフスタイル
また、当院では最新のiTero(アイテロ)口腔内スキャナーを導入しており、従来の粘土のような型取りではなく、患者さまの負担が少ないデジタル印象を実現しています。これにより、ジルコニアクラウンなどの高精度な補綴物を迅速に作製することが可能です。
患者さまの声
「銀歯が目立つのが嫌で、ジルコニアに変えました。とても自然な仕上がりで、人前で笑うことに自信が持てるようになりました!」(30代女性・会社員)
「奥歯のクラウンは、先生のすすめでゴールドにしました。噛みやすさが抜群で、治療してから一度も不具合はありません。」(60代男性・自営業)
よくあるご質問(FAQ)
Q. ジルコニアクラウンは変色しますか?
A. 変色しにくい素材ですが、長期的な汚れの付着や着色を防ぐために、定期的なメンテナンスをおすすめします。
Q. ゴールドクラウンは磁石や空港で反応しますか?
A. 医療用の金属は反応しにくく、空港のセキュリティなどで問題になることはほとんどありません。
Q. 歯ぎしりがある場合はどちらがおすすめ?
A. 歯ぎしりが強い方はゴールドクラウンの方が歯にやさしく安心ですが、ジルコニアでも設計を工夫することで対応可能です。
まとめ
ゴールドクラウンとジルコニアクラウンは、どちらも優れた被せ物素材です。それぞれの特徴を理解した上で、自分にとって最適な選択をすることが大切です。
**ゴールドクラウンは「耐久性とフィット感重視」、ジルコニアクラウンは「見た目と強度重視」**と考えると、判断しやすくなるかもしれません。
瀬戸市の林歯科医院では、患者さま一人ひとりのお口の状態やご希望に合わせて、素材選びから丁寧にサポートいたします。被せ物のことでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
林歯科医院|瀬戸市でジルコニアクラウン・ゴールドクラウンならお任せください
【アクセス】愛知県瀬戸市
【診療内容】審美歯科/補綴治療/デジタル歯科
【対応素材】ジルコニア/ゴールド/セラミック
【設備】iTeroスキャナー完備/デジタル印象対応
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