はじめに
転んだり、スポーツ中の接触、事故などで「歯をぶつけた!」という経験はありませんか? 歯の外傷は放置すると重大な問題に発展することがあります。しかし、適切な対処を行うことで、歯をできるだけ健康な状態で保つことができます。
本コラムでは、歯をぶつけた時の適切な対処法について詳しく解説します。瀬戸市で歯の外傷に対応できる歯科医院をお探しの方は、ぜひ【林歯科医院】にご相談ください。
1. 歯をぶつけた時にまず確認すべきこと
① 出血の有無と止血
歯茎や唇、頬の内側などから出血している場合は、清潔なガーゼやハンカチで軽く押さえながら止血を試みましょう。
- 圧迫止血:5〜10分程度、ガーゼを当てて圧迫する。
- 洗口は避ける:頻繁にうがいをすると血が止まりにくくなるため、なるべく控える。
② 歯の状態を確認
次に、ぶつけた歯がどのような状態かを確認しましょう。
- 歯が欠けた・折れた → 欠片があれば保管し、すぐに歯科医院へ。
- グラグラしている → 無理に触らず、そのままの状態で歯医者へ。
- 歯が抜けた(脱落) → できるだけ早く歯を保存し、歯科医院へ持参。
- 見た目は変わらないが痛い → 神経に影響がある可能性があるため、歯科医院で診察を。
2. 歯の外傷の種類と適切な対処法
① 歯が欠けた・折れた場合
【応急処置】
- 欠けた歯の破片があれば、乾燥しないように保管。
- 口をゆすぐ場合は、水またはぬるま湯を使用(強くすすがない)。
- なるべく早く歯科医院へ。
【歯科での治療】
- 欠けた部分が小さい場合は、**コンポジットレジン(歯科用プラスチック)**で修復。
- 神経が露出している場合は、**神経の処置(根管治療)**が必要なことも。
② 歯がグラグラしている場合
【応急処置】
- 無理に動かさない。
- 柔らかいものを食べ、歯に負担をかけない。
- できるだけ早く歯科医院へ。
【歯科での治療】
- 軽度の場合は自然に固定されることも。
- 重度の場合は、**固定装置(スプリント)**を用いて安定させる。
- 根本的なダメージがある場合は、抜歯やインプラント治療が必要になることも。
③ 歯が完全に抜けた(脱落)場合
【応急処置】
- 歯の根元(歯根)には触らず、歯冠(白い部分)だけを持つ。
- 歯を水道水でゴシゴシ洗わない(歯根膜が損傷するため)。
- **保存液(牛乳・生理食塩水)**に浸ける。
- できるだけ30分以内に歯科医院へ。
【歯科での治療】
- 歯を元の位置に戻して固定する(再植)。
- 再植が難しい場合は、インプラントやブリッジを検討。
④ 歯が変色した場合
ぶつけた直後は問題がなくても、時間が経つと歯が黒ずんだり、グレーっぽく変色することがあります。
【原因】
- 神経が損傷している可能性が高い。
- 内部で出血している場合も。
【歯科での治療】
- 神経が生きている場合は様子を見る。
- 神経が死んでいる場合は、根管治療が必要になることも。
3. 歯の外傷を予防する方法
① スポーツをする時はマウスガードを装着
コンタクトスポーツ(サッカー・バスケットボール・ラグビーなど)や格闘技をする場合は、カスタムメイドのマウスガードを使用すると効果的。
② 転倒リスクを減らす
子どもや高齢者は、家の中の段差や滑りやすい床に注意。階段や玄関に手すりを設置するのも有効です。
③ 事故防止のためにシートベルトを着用
交通事故による歯の損傷を防ぐために、車では必ずシートベルトを締めましょう。
4. まとめ
歯をぶつけた時の対応は、スピードが重要です。適切な応急処置を行い、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
- 出血している場合 → 圧迫止血をする。
- 歯が欠けた場合 → 欠片を保存し、歯医者へ。
- 歯がグラグラしている場合 → 無理に動かさず、早めに受診。
- 歯が抜けた場合 → 牛乳・生理食塩水に浸し、30分以内に歯科へ。
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