林歯科医院

乳歯列でもできる矯正治療 歯科医師が徹底解説!|瀬戸市 林歯科医院

はじめに|乳歯列の矯正は「早すぎる」わけではありません

「子どもの歯並びが気になるけれど、まだ乳歯だし様子を見た方がいいのかな?」
「何歳から矯正治療を始められるの?」

このような質問を多くいただきます。

実は、乳歯列の時期からできる矯正治療があります。
適切なタイミングで治療を始めることで、永久歯列期の矯正治療の負担を減らしたり、抜歯を回避できる可能性が高くなります。

本記事では、

✅ 乳歯列期の矯正治療とは
✅ どんな場合に行うのか
✅ 治療の種類・メリット・注意点
✅ 当院の矯正治療の特徴

について詳しく解説します。


1. 乳歯列期とは?

乳歯列期の定義

乳歯列期とは すべての歯が乳歯で構成されている時期で、一般的に 3歳頃から6〜7歳頃までの時期を指します。

この後、6歳臼歯(第一大臼歯)の萌出、前歯の永久歯への交換が始まると「混合歯列期」に移行します。


2. 乳歯列期に矯正治療を行う目的

① 顎の発育誘導(骨格の成長コントロール)

乳歯列期の矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく 顎の成長を適切な方向へ誘導することが主な目的です。


② 不正咬合の進行予防

早期に治療することで、

✅ 反対咬合(受け口)
✅ 開咬(前歯が噛み合わない)
✅ 交叉咬合(噛み合わせのずれ)

などの 不正咬合の進行を予防することが可能です。


③ 永久歯の萌出スペースの確保

顎の成長を促し、永久歯が正しい位置に生えるスペースを作ることで、 将来的な抜歯矯正の可能性を減らすことができます。


3. どのような場合に乳歯列期の矯正治療が必要か?

以下のような場合には早期の矯正治療が検討されます。

✅ 反対咬合(受け口)
✅ 前歯の交叉咬合
✅ 顎の非対称(噛む方向が偏っている)
✅ 顎が小さく歯が並ぶスペースが不足している
✅ 指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖がある
✅ 前歯が噛み合わず開咬になっている

これらは 早期治療で改善する可能性が高い症例であり、成長発育を利用できる乳歯列期だからこそできる矯正治療があります。


4. 乳歯列期に行う矯正治療の種類

① 取り外し式の床矯正装置

顎の幅を広げるための装置で **拡大床(かくだいしょう)**とも呼ばれます。

✅ 顎の成長を促し、永久歯が並ぶスペースを確保
✅ 食事・歯磨きの時には外せるため衛生的
✅ 1日12時間以上の装着が目安


② マウスピース型矯正装置(小児用)

MFT(口腔筋機能療法)を併用する場合にも使用し、

✅ 口呼吸・舌癖・逆嚥下癖の改善
✅ 顎の発育の正常化
✅ 歯列の拡大補助

が可能です。


③ フェイスマスク

反対咬合(受け口)の場合に使用されることがあり、 上顎の前方への成長を促す目的で使用されます。

ヘッドギア

ヘッドギアは 上顎の奥歯の前方移動を抑え、顎の成長をコントロールするために使用する装置です。

✅上顎前突(出っ歯)の改善
✅上顎の奥歯の位置をコントロール
✅顎の前後的なバランスを整える

夜間の就寝時に使用することが多く、成長期にしかできない治療のひとつです。


⑤ MFT(口腔筋機能療法)

口呼吸や舌癖、逆嚥下癖などの 悪習癖の改善を目的とした訓練で、矯正治療と併用することで治療効果の向上が期待できます。


5. 乳歯列期に矯正治療を行うメリット

✅ 顎の成長を正常化できる
✅ 不正咬合の進行を予防できる
✅ 永久歯の抜歯リスクを下げられる
✅ 将来の矯正治療期間・費用の負担を軽減できる
✅ 正しい噛み合わせで顎関節の健康を守れる
✅ 発音・咀嚼機能の改善につながる


6. 注意点

✅ 全ての症例で早期治療が必要なわけではありません
✅ 継続的な通院と本人・保護者の協力が重要です
✅ 乳歯列期の治療後も、永久歯列期に仕上げの矯正が必要となる場合があります


7. 林歯科医院の小児矯正の特徴

瀬戸市 林歯科医院では、

✅ 成長発育を利用した早期矯正治療の実施
✅ iTeroによる口腔内スキャンで経過管理
✅ MFT(口腔筋機能療法)を併用した総合的なアプローチ
✅ 無料矯正相談で治療開始のタイミングをご提案
✅ お子様のペース・性格に合わせた対応

を行っています。


8. よくある質問

Q. 何歳頃から相談すればよいですか?

A. 3歳頃からの歯並び・噛み合わせ相談が可能です。気になる場合は早めのご相談をおすすめします。


Q. 乳歯列期の矯正治療の費用はどれくらいですか?

A. 症例により異なりますが、10万円台から可能な場合が多く、分割支払いも対応しています。


Q. 早く始めれば早く終わるのですか?

A. 早期に始めることで不正咬合の悪化予防や顎の誘導が可能ですが、永久歯列期に再度矯正治療が必要となる場合があります。


9. まとめ|将来の歯並びのために「今できること」を

✅ 乳歯列期からできる矯正治療があります
✅ 成長発育を利用して顎の誘導・不正咬合予防が可能
✅ 将来の矯正治療の負担を軽減できる可能性がある
✅ 悩んだら早めの相談が安心

お子様の歯並び・噛み合わせで気になることがあれば、瀬戸市 林歯科医院へお気軽にご相談ください。


ご予約・お問い合わせ

「子どもの歯並びが心配」
「何歳から矯正治療を始めたらいいかわからない」
「噛み合わせがずれている気がする」

という場合は【瀬戸市 林歯科医院】までお気軽にお問い合わせください。

ご予約はこちらから

林歯科医院 (瀬戸市 | 尾張瀬戸駅)| EPARK歯科

上部へスクロール