林歯科医院

フロスや歯間ブラシの大切さ|虫歯・歯周病予防に欠かせない補助清掃用具の役割【瀬戸市 林歯科医院】

はじめに:なぜ歯ブラシだけでは不十分なのか

毎日きちんと歯磨きをしているのに虫歯や歯周病が繰り返されてしまう方は少なくありません。実は歯ブラシだけで落とせる汚れは全体の約60%程度とされており、歯と歯の間(隣接面)の汚れは歯ブラシの毛先が届きにくく、プラークが残りやすい部位です。この残ったプラーク(歯垢)が虫歯や歯周病、口臭の原因となるため、歯ブラシだけのケアではお口の健康を守ることが難しいのです。

歯と歯の間のケアは**補助清掃用具(デンタルフロス、歯間ブラシなど)**を使うことで初めて達成されます。補助清掃用具の活用は、歯の寿命を延ばし、将来的な歯の喪失を防ぐ重要なポイントとなります。


補助清掃用具の種類と特徴

1️⃣ デンタルフロス

デンタルフロスは歯と歯の間に挿入し、プラークを上下に動かしながら除去するための補助清掃用具です。歯と歯が密接している部分(前歯部など)や、歯並びが密な方に特に有効で、フロスの使用により隣接面カリエス(虫歯)予防効果が約1.5倍以上高まるとの報告もあります(Systematic review:Sambunjak D, et al. Cochrane Database Syst Rev. 2011)。

2️⃣ 歯間ブラシ

歯間ブラシは歯と歯の間に適度な隙間がある場合や歯周病治療中・治療後のメインテナンスで効果を発揮します。インプラント周囲の清掃やブリッジのポンティック下部の清掃にも適しているため、補綴物の清掃管理にも重要です。

3️⃣ タフトブラシ・スーパーフロス

タフトブラシは奥歯の最後臼歯遠心面や歯並びが不揃いな部位、矯正装置周囲などの部分清掃に適しています。またスーパーフロスはブリッジ下や矯正装置の下を通して清掃できるため、補綴治療・矯正治療中のプラークコントロールに有用です。


フロスや歯間ブラシを使用することで得られるメリット

✅ 虫歯予防

歯ブラシだけでは除去できない隣接面のプラークを除去することで、隣接面カリエスの発生リスクを大幅に減少させます。

✅ 歯周病予防

歯と歯の間に残ったプラークは歯周病菌の温床となり、歯ぐきの炎症(歯肉炎)から進行して歯周病へつながります。補助清掃用具で隣接面のプラークを除去することは歯周病の予防・進行抑制に必須です。

✅ 口臭予防

口臭の原因の多くは歯間部のプラークの溜まりによる細菌の発酵産物であることが多いため、補助清掃用具を使用することで口臭予防にもつながります。

✅ 治療後の再発防止

インプラント治療後、ブリッジ装着後、矯正治療中など治療後のプラークコントロールは治療の成功を長期的に維持する上で重要です。適切な補助清掃用具を使用することが治療後の再発防止にも貢献します。


使用頻度・タイミングについて

補助清掃用具は1日1回以上、できれば就寝前のタイミングで使用することが推奨されます。特に夜間は唾液分泌量が減少し細菌が繁殖しやすいため、寝る前の使用が効果的です。

歯ブラシでのブラッシング後にフロスや歯間ブラシを使用することで、清掃効果を最大限に高めることが可能です。


患者さんからよくある質問

Q1. フロスと歯間ブラシ、どちらを使えば良いの?

・歯と歯の間に隙間がほとんどない場合:フロスがおすすめ
・歯と歯の間に隙間があり、歯周病治療中・治療後の方:歯間ブラシがおすすめ

当院では口腔内の状態を診査した上で適切な清掃用具を提案しておりますので、お気軽にご相談ください。


Q2. フロスを使うと歯ぐきから血が出るのですが?

出血は炎症のサインであり、歯ぐきの健康状態が良くない可能性があります。正しい方法で継続的にフロスを使用することで炎症が軽減し、出血は徐々に止まる場合が多いです。ただし痛みや出血が長引く場合は歯科医師の診査を受けてください。


Q3. 補助清掃用具を使わないとどうなるの?

歯と歯の間のプラークが蓄積し、虫歯・歯周病のリスクが上がるだけでなく、治療後の再発の可能性も高くなります。長期的には歯の寿命を縮め、歯を失う原因にもなりかねません。


林歯科医院での取り組み

瀬戸市の林歯科医院では、患者さんお一人おひとりの口腔内に合わせたブラッシング指導・補助清掃用具の選び方・使い方指導を丁寧に行っております。

・フロスの使い方がわからない
・歯間ブラシの適切なサイズがわからない
・治療後のケア方法を知りたい

このような方もご安心ください。メインテナンス時に歯科衛生士がわかりやすく丁寧にレクチャーいたします。毎日のケアが将来の歯を守る最大の予防となります。


フロス・歯間ブラシを始めるなら今

🪥 歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあります
🪥 フロス・歯間ブラシで虫歯・歯周病予防効果が大幅にアップ
🪥 毎日の積み重ねが5年後、10年後の歯の健康を守ります

林歯科医院では患者さんのライフスタイルに合わせたセルフケア提案を行っています。お気軽にご相談ください。


まとめ

歯ブラシだけでは不十分。フロス・歯間ブラシで補助清掃を行うことが虫歯・歯周病予防の鍵。
適切な用具選択と正しい使い方が重要。歯科医院で確認を。
毎日のケアが未来の健康な口腔環境をつくる。

瀬戸市で虫歯・歯周病予防をしっかり行いたい方は、林歯科医院へお気軽にご相談ください。補助清掃用具を使いこなし、長く健康な歯を守る第一歩を一緒に踏み出しましょう。

ご予約はこちらから

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